Profile
札幌出身・在住。1997年に神奈川県に住み始め、ベイスターズを応援したのが最初の贔屓。2004年からファイターズの応援を兼ねている・・・けど難しい(笑 正体は鉄道旅行好き。 Homepage "Rainbow's Square" カテゴリ
以前の記事
2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今日はファイターズの試合がありませんでしたので、TVでホークス対イーグルスの試合を観戦していました。見た感想として、非常に良い試合をしたと思えたのですが、逆に今年のファイターズの試合を見てきて、あまり感じ取ることのできなかった内容にも思えますし、他会場の試合を見ていても、野球というスポーツに戦略性の交わった、見ている側に面白いと感じさせる試合をしているようにも思えました。
さて、ホークスはイーグルスの先発・山村投手に3回までをパーフェクトに抑えられましたが、4回にセンター前に落ちた打球が、一か八かでのキャッチを試みた中堅手・佐竹選手が後ろに逸らしてしまい三塁打とすると、1点を先制しました。しかし、ホークスは先日のファイターズ戦で見せたようなまずい攻めもあり、1点止まりとなりました。 ホークスの先発は星野投手でしたが、制球が今ひとつで、球は真ん中に集まったところを3回まで打たれはしましたが、0点に抑えていました。しかし、4回表にホークスが1点を先制しているのに、星野投手は先頭打者にフォアボールを与え、イーグルス打線は甘いボールを見逃さずに打ち返し、2点を取って逆転し、星野投手はマウンドを降りてしまいます。 ここからは、非常に面白い采配の駆け引きが見られました。5回表、2点を追いかけるホークスは、2死走者無しからカブレラ選手の二塁打と稲嶺選手のヒットでチャンスを作ると、的場捕手の打順に代打本間選手を送り、見事にタイムリーを放ちました。主戦の城島捕手がケガで離脱し、捕手陣の苦しい事情ですが、思い切った好対策が実を結んだ形となりました。しかし、5回裏にイーグルスは先頭の磯部選手がヒットで出塁すると送りバントで二塁へ進め、山崎選手のタイムリーで再び勝ち越します。 戦略のぶつかり合いで今日のハイライトの場面は、7回に再逆転し、1点をリードした8回表のホークスの攻撃です。7回途中から登板した福盛投手が、先頭の松中選手をストレートのフォアボールで歩かせてしまいますが、2死を取ってカブレラ選手の打順を迎えます。この打席の中で、なぜか松中選手が盗塁を見せたのです。ここでイーグルスバッテリーは、恐らく次の打席に入る田口選手と、今打席にいるカブレラ選手とを天秤にかけた結果、カブレラ選手を敬遠しました。 普通であれば考えられない戦略ですが、ホークス側が2死一・二塁で田口選手に回したい、と考えたのであれば、非常に面白い戦略ですし、大きな期待と信頼を同時に与える効果があったわけですが、田口選手が見事に応え、タイムリーヒットを打っています。この一打で流れは変わり、続く鳥越選手もタイムリーを放ち、点差を3点に突き放しました。打った球はいずれも甘かったですが、きっちりファーストストライクを打った結果でした。 イーグルスも、8回裏に吉武投手の甘いボールをきっちり打ち返して1点を取りますが、反撃はここまででした。ただ、この試合で共通していたのは、どの打者も甘いボールはきっちり打ちに行っていますし、早いカウントでも積極的に打っています。この状態であれば、采配の駆け引きも面白くなるというものです。素晴らしい試合でした。 さて、ファイターズについてですが、今シーズンはどうにもチームとしての戦い方のビジョンの見えない、残念な試合が続いています。他球団の試合では当たり前のように見られるチームバッティングも少なければ、投手陣の整備も故障続きという要因はありましたが、仕事場の決まらない状況が続きました。 そんな中、今日にデンボ打撃コーチの退団が発表されました。ヒルマン監督と共に来日して3年目にして、「指導方針をめぐっての首脳陣との相違」(北海道新聞より)では、この3年間は一体なんだったのだろう、と思わざるを得ません。 メジャーリーグが取り上げられるようになって、日本とアメリカの野球感の違いは何度かクローズアップされてきましたが、強打に頼ろうが、それはそれで立派な戦略のうちの1つですし、絶対に結果が出ないと言い切れるものではありませんが、今のファイターズに結果が出ていないことは、紛れも無い事実とも言えます。 野球と言うスポーツは、投手の選択する球種から、監督の采配まで、戦略が複雑に絡み合っているものです。私個人としては、ゲーム理論の観点で見ることが好きですので、どうしてもこの点からお話しすることは多いのですが、共通していることは、何のために戦略を使うのかと言えば、試合に勝つことです。中には、戦略を作り上げていくうえで、結果として負けてしまうことも必要であり、今日の負けが明日からの1勝であったり、10勝であったりもします。 今日負けてしまったことは仕方ないけれど、きっと明日は勝ってくれるだろう、そんな気持ちを持たせてくれる試合を、明日からの札幌ドームの試合で見せて欲しいですし、やっぱりムードが悪いから負けた、という試合にならないことを信じて、週末の2連戦を観戦に行こうと考えています。
by ats-n
| 2005-08-05 22:37
| Fighters(その他)
|
ファン申請 |
||