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札幌出身・在住。1997年に神奈川県に住み始め、ベイスターズを応援したのが最初の贔屓。2004年からファイターズの応援を兼ねている・・・けど難しい(笑 正体は鉄道旅行好き。 Homepage "Rainbow's Square" カテゴリ
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今日13日からは、ファイターズが札幌ドームにベイスターズを迎えての3連戦が始まります。実を言いますと、上のタイトルの通り、ちょっと心情的には微妙なものがあります。
私は1997年から4年半ほど、神奈川県に住んでいました。その頃までは生まれた札幌で暮らし、大学進学のため移ったものです。野球を見るのは小さい頃から好きでしたから、高校のとき北海道支部予選大会の当番校に当たり、様々な球場雑務をクラスで募集したとき、迷わず手を挙げて円山球場の裏側を探った(?)もので、試合もしっかり見させてもらいました。 ご存知の通り、北海道にプロスポーツは1995年のサッカー・コンサドーレができるまでありませんでしたから、野球に関してはジャイアンツ戦を見るしかない状況で、ジャイアンツファンで染まるのは必至でした。私はそういうのが大嫌いでしたので、特定の球団を応援する機会のないまま時は過ぎていきました。 そして神奈川に移ると、TVK(テレビ神奈川)ではベイスターズの試合を中継していました。これが、初めて贔屓目で野球を見た瞬間でした。当時、大矢明彦氏が監督を務め(2シーズン目)、シーズン終盤に神懸かり的な猛追を見せたものの、1位スワローズに及ばず2位で終わった頃で、5月頃に初めて見た試合で、この球団を応援しようと思うまでに時間はかかりませんでした。 翌98年、ベイスターズは「マシンガン打線」と呼ばれた打撃陣がとにかく打ちまくり、接戦も絶対的なストッパー・佐々木投手が最後を締めるという展開で、38年ぶりの優勝を果たしました。資金面の問題から球場には行けませんでしたが、あれほど野球が面白いものだと感じたのは、初めてではなかったかと思うのです。長くなるとアレなので佐々木選手の名前しか出しませんでしたが、まさに全員野球で、名前を挙げたい選手が相当います。 近年は最下位に沈み、低迷を続けていますが、応援していることには変わりがありません。そんな中、交流戦の実施が決定し、2004年から北海道にやって来たファイターズを応援しながら、セ・リーグはベイスターズを、という考えはわずか1年で崩れてしまったのです。 ここ数年、ベイスターズは毎年北海道で試合を組んでおり、最近は札幌ドームで行われていますが、優勝した年には帯広で8点差をひっくり返す、今でも伝説となった試合を展開しているのは記憶に新しいところです。実は札幌ドームの試合に2年続けて行っておりまして(昨年はファイターズの試合より優先しましたが・笑)、今年も組まれていますが、ずっと相手はなぜかタイガースです。なぜなんでしょうね・・・。 そのタイガース、思い出すのは2003年に星野仙一氏が監督を務めて優勝したときの試合です。当時はタイガースが首位を走り、優勝が見えていた時期だったと思います。そんな状況に札幌に潜んでいた(失礼)タイガースファンが集結し、試合は3対2でタイガースの勝ちとなりました。 しかし、試合後の星野監督は大激怒でした。なぜかと言いますと、札幌ドームでは禁止されている甲子園球場の風物詩、ジェット風船が7回の攻撃前、大量に舞ったのです。警備員がスタンドに行って禁止を知らせるプラカードを掲げるなど、再三に渡って注意を促しましたが、効果はありませんでした。 このとき星野監督は、胴上げされる気が失せた、という旨の発言をしています。これが効いたのでしょうか、その後ジェット風船は上がりませんでしたし(数える程度は上がったようですが)、先日行われた交流戦では、1個もありませんでした。一応のこと注意はあったようですが。 ・・・と、話が横に逸れてしまいましたが、ファイターズよりは長くベイスターズの応援をしている私です。こういう経緯もあって、横山投手が昨年移籍してきて大活躍したことは非常に嬉しかったですし、トレード相手となった野中選手は、ベイスターズでその俊足を発揮しています。 勝手な結論ですが、ベイスターズとファイターズには何かしらの縁を感じます。当時、神奈川県が想像以上に盛り上がったベイスターズの優勝と、昨年プレーオフに進出を決めた9月の神懸かり的な試合で盛り上がった北海道。97年にベイスターズがスワローズを猛追したときの雰囲気に似たものを感じていました。 1998年のファイターズは破竹の勢いで前半戦を終え、ベイスターズと日本シリーズを、と思われましたが、世紀の大失速と呼ばれたほど勢いを失い、2位に終わっています。「ビッグバン打線」は、ベイスターズが「マシンガン打線」と呼ばれ始めてから付いた名前で、ベイスターズは1番から8番までがヒットでつなぐ打線、ファイターズは打率が低かった(2割5分5厘はパ・リーグ6位)ですが、ホームラン攻勢(150本はパ・リーグ1位)で勝っていたことで、マシンガンに対抗する意味で付きました。 一方の投手陣は、岩本投手が11勝、そして現在エースとして活躍している金村投手が8勝で最優秀防御率のタイトルを獲得した年で、チーム防御率は3.83で3位と比較的安定はしていますが、後半の失速時はどうだったのでしょう。 ファイターズは、当時の一発攻勢に連打の要素が加わっていますが、現在投手力が安定せず苦しい戦いを強いられているうえに、打撃陣の不振も加わってどん底の状態にありますが、両者が爆発する時期はきっと来ると確信しています。そうすれば、98年のベイスターズのように(このときは開幕から首位を走っていましたが)、強いファイターズが見られると思います。 ベイスターズはここ数年低迷していますが、投手力は整っていますし、打撃陣も若手の台頭が進み、非常に良い状態にあると言えます。あとは結果が出るかどうかでしょうが、早くから地道に続けていて、他球団にもようやく芽生えてきたファンサービスが実を結ぶ日が来て欲しいと思っています。 私の心情としては非常に微妙な、ついに実現してしまった交流戦、しかも応援するチーム同士の試合が始まろうとしています。
by ats-n
| 2005-05-13 02:00
| Fighters(試合評)
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